出版社に特化した独自CMSの機能・特徴の詳細
これまではWEB制作会社に外注しなければならなかった作業の多くがCMSの登場により、自社内で行えることが多くなり、WEBサイト運営のハードルを下げました。
現在では多種多様なCMSが登場し、それぞれWebサイト運営に役立つ機能を備えています。
ここでは、そんな中でも出版社のオウンドメディア運営に最適化した弊社CMS『TSUZUREE(綴り)』を紹介します。
「サービス紹介ページを見ても、その機能がどう役立つのかよくわからない……」という方にもイメージしてもらいやすいように
- 機能を備えている理由
- 機能の活用例
などを交えて紹介していきます。
この記事を読めば弊社CMSの特徴がわかるだけでなく、選ぶポイントや備えておきたい機能について具体的にイメージできるようになります。
■CMSとは
CMSとはContent Management System(コンテンツ管理システム)の略で、HTMLやCSSの知識がなくてもWebサイトを管理・更新できるシステムのことです。特定のサービスの名称ではなく、ツールの総称です。
通常、Webサイトを更新するにはひとつずつHTMLで直接記述してCSSで装飾する必要がありますが、CMSを導入していればブログの管理画面のようにプログラミングの知識がない人でも視覚的・直感的に操作できます。
ひとつの修正でも、社内に適任がいなければ毎回Web制作会社に外注しなければならなかったことを考えると、とても便利なシステムです。
知識のない人には難しくレスポンシブ対応やSEO対策など、各CMSはそれぞれ多種多様な機能を有しています。
■CMS選びを慎重にするべき理由
CMSによりメディアの見た目(デザイン)や届ける力(SEO)が左右されます。
たとえば、どんなにすばらしい内容の雑誌でも、表紙が魅力的でなかったり、本屋さんがお客さんの目につくところに置いてくれなかったりすると、読まれることはありません。
手に取ってもらえても、紙質がごわごわでめくりにくい上に文字が読みづらいなど、読み進めていく上でストレスとなる要素が、読むモチベーション・読者の感じる価値を下回ると途中で読まれなくなります。
最後まで読んでもらうための工夫と雑誌の存在を知ってもらう工夫が必要です。
これは、Webでも同じことが言えます。言葉や方法が少し変わりますが、根本の考え方に違いはないのです。取り扱うテーマ・内容だけでなく、見た目の訴求力や販売・営業力、ユーザビリティへの配慮が欠かせません。
■独自CMS『TSUZUREE』とは
『TSUZUREE』 は、2017年より出版社のオウンドメディア運営に携わってきた弊社が5年の知見を生かして作り上げたCMSです
SEO対策が施されているのはもちろん、書影ブロックやAmazonリンクなど出版社ならではの役立つ機能を備えています。これまで雑誌のオウンドメディアを運営してきた経験を生かし、使い勝手の良さを追求しました。
もちろん、要望に応じてカスタマイズも可能です。中でも、データベースを組み込めるのは弊社ならではの強みです。
カスタマイズについては、機能としてただ組み込むだけでなく、メディアの価値を高めるためにはどのような機能を盛り込むべきか考えるところから一緒に取り組んでいます。
また、今後はECとの連携も目指しています。
■TSUZUREE誕生の背景
さまざまな業界・業種がWeb活用に取り組む中、どうして弊社が出版社のオウンドメディアの支援に特化していったのか、その背景を説明します。
弊社はもともと、ポータルサイト専門の会社でした。ポータルサイトとはたとえば、Yahoo!やホットペッパービューティ、SUUMOや食べログなどのインターネット上に散らばる情報の入り口(ポータル)となるサイトです。ユーザーが求める情報にアクセスしやすくする役割があります。
そんな弊社がオウンドメディア事業に参入するきっかけとなったのは、治療院のポータルサイトにコラムを入れたらPVが上がり、可能性を感じたのがきっかけです。
そのあと大手プロバイダと共同でWebメディアを作ることになり、ゼロから開発したのが独自CMSのはじまりです。
そのメディアが女性向けライフスタイルメディアだったので、ポータルサイト運営で培ったデータベースノウハウを生かして整理収納や料理、アロマなどの専門家データベースを作り、それぞれの専門家の記事を読めるようにしました。
2017年には、『モーターファン』で出版社のオウンドメディア運営に携わりはじめ、そこから現在までに、複数のオウンドメディア運営に関わる中で、出版社に最適化してきました。
■TSUZUREEに込めた想い
出版社のコンテンツは専門性がありクオリティも高く、読者の人生に喜びを与えるものです。
扱うテーマに深い知見を持つエキスパートが作り上げた“価値あるコンテンツ”を広めるお手伝いがしたい。そんな想いから弊社のサービスはスタートしました。
実は社内でのコンテンツ制作や編集をメインに行なっていた時期があったので、その大変さをつくづく実感しコンテンツの価値を再認識しました。
第一線で読者を魅了するコンテンツを作り続けている出版社のみなさまには、尊敬しかありません。
しかし残念ながら紙媒体とWebの違いから、売れている雑誌のWebメディアでさえも見られていないことも珍しくないのが現実です。なかなかうまくいかず苦しむ出版社の方を目にする機会が増え、歯がゆさを感じていました。
高品質なコンテンツがあるのに、Webで届ける方法がわからないために埋もれてしまっている。必要としている読者に届かない。
そんなの、もったいなすぎる。
TSUZUREEはその解決策のひとつとして生まれました。
■TSUZUREEの特徴
ここからは、弊社CMS 『TSUZUREE』の具体的な特報を紹介していきます。
出版社のオウンドメディアに必要な機能が揃っている
これまで説明したとおり5年の経験を生かし、出版社のオウンドメディアに必要な機能を取り入れています。
・エンバーゴ対策
・書影ブロック
・Amazonリンクの設置・解除
これらはすべて、紙媒体をWeb化するのに便利な機能です。
Amazonリンクについては設置が簡単なだけでなく、外部配信の際に商品リンクのせいで“PR”となるのを避けるための自動削除も行えます。これは、長年出版社のオウンドメディアに携わってきた弊社開発のCMSだからこその機能です。
外部配信については、希望の配信先に応じたRSSの用意が可能です。
独自データベースとの連携
カスタマイズで、保有データを活用したページを構築できます。たとえば、自動車メディアに車種カタログや中古車データ、整備士求人データなどを入れます。
ポータルサイト運営で培ったノウハウを生かし、記事コンテンツ以外の付加価値をメディアに与える方法を一緒に考えます。
使いやすい管理画面
先進的なブロックエディタを採用しています。弊社ではWebに不慣れな人でも操作しやすいことを重視しており、現在のように主流となる前からブロックエディタを取り入れてきました。
細かい機能まで出版社に最適化していることもあり、弊社クライアントからは「慣れると(一般的なWordpress管理画面と比べて)とても使いやすい」と好評をいただいています。
また、管理画面で記事ごとのPVが把握できるのも大きな特徴です。ライターや編集者が自分が書いた記事のPVを手軽に確認できるため、モチベーションのアップや改善のための数値把握が容易になります。
こちらも通常のCMSには実装がむずかしい弊社独自の機能です。
SEOに最適な構造
長年の経験により実証済みのSEOに最適な構造を有しています。コンテンツSEOも大切ですが、その土台であるサイト全体のSEOも欠かせません。
TSUZUREEは、ゼロから月間1,500万PVを実現した実績のある構造となっています。
ともに考えベストな道を模索
これは機能の話ではありませんが、弊社はどのサービス提供においても「クライアントとともに作り上げる」意識を大切にしています。
Webのことがよくわからないからご相談いただいているのに、そのクライアントを置き去りにするのは、いくらサービスを滞りなく提供していたとしても、弊社のポリシーに反します。
わからないこと・納得できないことは、わかるまで・納得できるまで話し合います。
違う業界で生きる会社が手を組むのには苦労もありますし、手間がかかります。しかし、それを乗り越えるからこそ真に協力してよいサービスを作ることができるのです。
作り手が納得をせず、自信を持って「うちのメディアは最高です!」と言えないメディアは成功しません。
Webに関しては専門的なことも多く、出版社の方には無意味に思えたり逆効果に思えることもあるかもしれません。そんな時、弊社は丁寧な業界解説や過去データの提示などを行いながら、納得してもらえるまで協議を重ねます。
一見効率が悪くも見えるかもしれませんが、弊社にとって譲れないポイントです。
■TSUZUREEがおすすめのメディア
何といっても、出版社のように雑誌などの紙メディアコンテンツ・既存のコンテンツをWeb展開したい企業にはぜひ使ってみてほしいと考えています。
コンテンツのWeb活用に取り組んでみたけど思うように成果が出ていない、コンテンツは作れるけどWebへの最適化がわからないなどの悩みをお持ちの場合は、ぜひ一度ご相談ください。
■TSUZUREEの活用事例
弊社が株式会社三栄と共同運営している『ゴルフサプリ』は、基本のプランをベースに立ち上げました。
ギア検索などのデータベース機能、GTバーディーズ特設ページなどを追加で組み込みました。運営に深く携わっているからこそ、細かいアップデートや機能の追加が実現しています。
費用例:350万円~
■最後に
活用事例をご紹介しましたが、自社の場合はどんな機能が必要で、どのプランを選べばいいのか特定するのは簡単なことではないでしょう。
弊社では状況を詳しくヒアリングして適切なプラン・機能をご紹介しています。既存のオウンドメディアに関しても、新規や追加の開発が必要なのか無料で診断いたします。
まずはお気軽にページ下部のフォームよりお問い合わせください。