モーターファンの営業支援
株式会社三栄様が運営する自動車総合メディア「モーターファン」では、オウンドメディア向けCMSのシステム提供、メディア制作・運営だけでなく立ち上げ前の構想段階から営業の支援も行なっています。
ほかのシステム開発会社と違うところは、自社のオウンドメディア向けCMSを使ってメディアの十分なパフォーマンスを出すことが可能なことです。
それは、システムを知り尽くしているが故に出来ることです。
①長年ポータルサイトを制作、運営していたのでデータの重要性を認知しており、早くからCMSにデータベースを導入しました。
②更に弊社はシステムの開発だけでなく、大手IT企業との共同メディア制作、運用の経験からメディアをいかにして認知させるか、PV増を果たせるか、収益化させるかのノウハウを保有しております。
先ずは、既に「モーターファン」が持っている大量のデータの活用です。更に関連するデータを持っている他社にアプローチし、初期からコンテンツ量の確保ができた上、継続的な収入源にもなるようサポートしました。 「まずは収益化する」導線をローンチ前から作りあげることができた背景には、弊社がオウンドメディア向けCMSのシステム提供、Webメディアやコンテンツを作る部分的なサービスではなく、メディアを作って収益化する専門家であることが関係しています。今回はその支援内容を営業の観点からご紹介します。
立ち上げ時の構想
まず背景を説明すると、「モーターファン」の立ち上げ検討段階で、すでに自動車情報の競合Webメディアは複数ありました。しかし、上位に位置するサイトは、自動車に詳しい企業のメディアはなく、Webマーケティングに長けた企業が運営するメディアばかりでした。 そのような背景の中で、自動車メディアとしての歴史を持つ株式会社三栄様と自社のオウ
ンドメディア向けCMSを持ち、Webメディアの運営・収益化が得意なしんがりが組んで、車の雑誌、いわば車の情報の専門家が運営元となって車メディア上位を狙えるメディアを作りたい、と考えたのがはじまりです。
最初にこちらからご提案したのは、中古車販売の「グーネット」さんと自動車業界求人を扱う「オートモーティブ・ジョブズ」さんとの提携です。2社が所有しているデータをご提供いただき、さらにモーターファン経由で問い合わせが発生すると報酬を得られるようにしました。
それぞれが持つ膨大なデータベースを提供してもらいつつ、収益化もできるご提案です。
初期の営業支援内容
自動車メディアの老舗である「モーターファン」編集部による記事とデータベースに格納されている大量の自動車辞書コンテンツと中古車情報、自動車カタログ情報コンテンツの下支えによる集客で、ネットワーク広告による安定した収益を確保しました。
まずは「収益化する」という当初の目標に対し、大量データを使って下支えとして利用する方法は非常にうまくはまったと考えています。
記事制作のプロである三栄様への支援内容
弊社は制作の実務というよりも、Webメディアコンサルの立ち位置で常に状況に合わせたご提案をしています。たとえば、東京オートサロンという大きなイベントがあれば、特集ページの企画をご提案したり、記事とその記事で狙える広告案をセットでご提案したり、などです。
提案に際しては、なるべく根拠を添えて具体的にご説明することを心がけています。
三栄様はWebの専門家ではなく、車についてのおもしろいコンテンツの種は豊富に持っていても、それをWebの環境でどう育てていけばいいのかわかりません。
その足りない知識を補うために弊社がいます。
細かい言葉のチョイスから、出版社の方が苦労されることの多いWebで読まれるタイトルの付け方、ウケる企画まで、できるアドバイスはすべて行なっています。
たとえば、雑誌では「輸入車」というワードがよく使われますが、みなさんはネットで検索するときに「輸入車」と検索するでしょうか?多くの人は、「外車」と検索するはずです。
編集会議は毎週、営業会議は月に2回ほど実施し、企画から作った記事の収益化まで、トータルでサポートしています。
営業と記事制作の両軸支援
記事の制作を続けていくと、検索上位を取れている記事が出てきます。これらの記事は、収益の種となります。
たとえばドライブレコーダーについての記事が上位を取れている場合、ドライブレコーダー関連の広告が受注できます。このように、広告価値の高い記事を生み出し、その価値を営業担当の方に伝えて売ってきてもらうように働きかける。それが弊社の役割です。
また逆に、営業から逆算して記事制作のご提案をすることもあります。たとえば、スタッドレスの需要が伸びる季節だから特集ページを作る、などです。
Webの営業の仕方は慣れていない人にはわかりにくく、極端な話、何を売ればいいのかがわかりません。だから、弊社がコンサルとして全体を見て収益化の支援をしています。
長年出版社で営業してきた人でも、Webメディアでは営業先も、営業方法も、売る商品もすべて違う。作った記事をしっかり収益に繋げるガイドが弊社の役割です。
これからもその都度状況に合わせた全方向からの支援をご提供していきます。